福岡市城南区   森 律子 2021年 春

朝まだき…透明な光のなか、ひとりしずかにバラとのお目もじ。
    佇みひとみをとじて、馥郁とした仄かなバラの香気に
        ひととき身をまかす。
            風のそよとながれる…至福の刻。

カーテンがゆれる。サンキャッチャーが更にへやのなかに光を導き入れ、きらきらと無邪気にきらめく。
朝食をとりながら窓越しに、スタンダード仕立てで今を盛りのオリビア・ローズ・オースチンとグラハム・トーマスが花房をこちらにかしげ、微笑む。
日々の暮らしとともに美しきバラが在る。

「 Beauty is in the eye of the beholder  」アメリカの諺
(美は見るものの目に宿る)

Tea for two
A happy time with the roses


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